under the moon light
月灯りの下で飲む
隠れ家のようなメンズバー
流川の路地を入ったビルの4階。「Under the moon light 月光喜酒」と書かれた看板に灯りがともると、小さなBarで今宵の物語がはじまる。店内には満月のようなライト。「月の下で飲もうよ」と、広島出身のマスターが一人でお客さまを迎えるメンズバーだ。
流れる音楽はCAROLやTHE MODS、地元のバンドなど、70年代から80年代のロック。特にこだわった酒やつまみはないという。はしご酒のシメに、ふと立ち寄る常連客も多く、クセのある酒よりもさらりと飲めるものが好まれるからだ。最後の一人が席を立つまで、店を閉めることはない。
コロナ禍の自粛期間中は、常連客から「明けたら絶対行くけえね」という連絡をもらい、その言葉が何よりの励みになったそうだ。先輩、後輩、友人が身内のように店をかわいがってくれ、新しいお客さまを連れて来てくれる。隣り合わせた人同士が仲良くなったり、ぶっちゃけトークや悩み相談もしやすい雰囲気が、この店の魅力だ。「宣伝もしないのに10年以上やってこられたのは、広島が人情味のある街だから。これからも人のつながりを大切にしていきたい」と語る、マスターの人柄に引き寄せられた人たちが、月灯りの下に集まってくる。
under the moon light
〒730-0027 広島市中区薬研堀2-16 Vビル4階
TEL:090-7990-5203 ※営業日時等は随時変更の可能性があります。事前にご確認のうえお出かけください。